不動産を相続する時の手続

被相続人から相続できる財産には、お金・家財道具・株価・債権などがあります。
中でも、最も大きい財産になるのが不動産でしょう。
不動産は、財布に入れて持ち歩ける財産ではありません。
遺言書に「不動産はAさんに相続させます」と書かれていたとしても、今日からAさんの不動産になる訳ではないのです。
不動産を相続するには、手続が必要です。
ポイントは、名義変更です。

被相続人名義になっている不動産を、相続した人の名義に換えることを「相続登記」と言います。
相続登記に期限はないので慌てる必要はありませんが、できるならなるべく早くに行うべきです。
もし相続登記をせずに放置したままでいると、相続が更に複雑になるからです。
年月が経てば相続人はやがては年を取り、体が動かなくなることもあります。
判断力も鈍ってしまうこともあるでしょう。
万が一のために後見人制度が設けられていますが、後見人を立てるにもお金と時間がかかります。
相続の手続をスムーズに進ませるためにも、相続登記はなるべく早く取り掛かるようにして下さい。

では相続登記を行うには、どうすれば良いのでしょうか。
まずは書類の準備です。
提出書類には、登記事項証明・被相続人の住民票の除票・被相続人の出生時までの戸籍謄本・相続人全員の戸籍謄本・遺産分割協議書などがあります。
ただこれらの書類を自信1人で準備するのは、手間と時間がかかります。
専門的な用語も出てくるので、初めての相続登記となると手間取るかもしれません。
もちろん、自身で相続登記を行うこともできます。
法務局の窓口に問い合わせれば、初めてでも大丈夫でしょう。
でも書類に少しでも不備があると、後日呼び出しがかかることがあります。
相続登記の際には、司法書士などの専門家に任せるのが1番です。

ただ司法書士に頼むとなると、気になるのが報酬額です。
こればかりは司法書士によるとしか言えませんが、そこまで高額請求されないので大丈夫です。
だいたい、3万円〜5万円あたりが相場となっています。