相続の手続きはどこで行えばいいの?

相続の手続は、どこで行えば良いのでしょうか。
「相続の手続」と一言で言っても、色んな手続きがあります。
どこか一ヶ所に集約してくれれば良いのですが、残念ながら手続を一手に引き受けてくれる所はありません。
つまり相続の手続をどこで行えば良いのかは、何を相続したかによって大きく変わります。

例えば、被相続人の銀行口座を相続したとしましょう。
すると手続をする場所は、必然的に口座を構えている銀行になります。
銀行口座の手続をするのならば、まずは口座がある銀行に連絡をします。
すると口座は凍結され、入出金ができなくなります。
そして残高証明の開示・照会請求も、合わせて行いましょう。
必ずやらなければならないことという訳ではないものの、残高証明の開示を行えば正確な財産が分かります。

被相続人の株式を相続したのならば、証券会社へ手続を行います。
証券会社を通さず株式投資をしていたのならば、株式を発行している会社に連絡をします。
「株はさすがにしていなかった」と、思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも単純に知らなかっただけで、株式投資をしていることも十分に考えられます。
必ず確認を取るようにして下さい。

財産の相続だけでなく、保険金の受け取りも一種の「相続の手続」と言えます。
保険金の受取手続は、加入している保険会社で行います。
相続手続の中には、相続人全員の同意が必要なものもあります。
でも保険金の受取人が指定されていれば、受取人本人が単独で手続は可能です。

他にも自動車を相続したのならば、名義変更のために管轄の陸運局で手続をおこないます。
不動産の相続手続きは法務局、ゴルフ・リゾート会員権の相続ならば会員権を管理している会社まで問い合わせます。
どこに相続の手続をおこなうにしても、どういう相続財産があるのかを把握することが大前提です。
「うちは貧乏だからそんなに財産がない」と思っていても、後で億単位の財産が見つかることもあるのです。